熱風によるシュリンク加工

ここではことに、2 つの範囲に区別します:
包装技術におけるシュリンクと、電気技術におけるシュリンクです。
• 包装分野
包装分野では、頻繁にシュリンクフィルムのロールが使用されます。これは、いわゆる形状記憶効果により、加熱して元の形状に収縮する、製造過程で配向させたフィルムのことをいいます。包装においては通常、チューブ状のシュリンクフィルムを包装する製品にあてがいます。それからそのフィルムを熱風で加熱すると、フィルムが収縮して包装する製品にフィットしてしっかり包み込みます。この方法は、小さな製品 - たとえば口紅など - でも、商品を載せたパレット全体でも、使用されます。飲料業界の包装でも、この熱風によるシュリンクは大変幅広く使用されています。
- 飲料を入れるボトルも、ラベルの代わりによく彩色豊かなシュリンクチューブ - ここではスリーブといわれます - を付けて市場に出されます。これはボトルの一部だけをカバーすることも、ボトル全体につけることもできます。
- もう一つ典型的なアプリケーションに、6 本から 24 本までのボトルまたは缶をシュリンプフィルムで束にまとめる用途があります。
- ワインのふた(ネジ付きキャップかまたはコルク)には、汚れないよう、または装飾目的でシュリンクキャップを施します。前もって成形しておいたキャップを、熱風をあてがって、ボトルネックとふた部分に収縮させます。
シュリンクフィルムに通常使われる材質は、使用目的に応じ、ポリオレフィン(PP および PE)、PET そしてPVCです。
• 電気技術分野
電気技術においては、裸の電線を電気絶縁、複数のケーブルを束ね、そして感電保護のためにシュリンクチューブが用いられます。チューブはあらゆるサイズでお求めになれます。素材は大抵防火保護が施されています。ライスターの熱風機、送風機、そしてアプリケーションに適したシュリンクノズルを使用すれば、シュリンク加工が安全に、かつすばやく、実行できます。手動による加工と、ケーブルハーネスの自動化設備が可能です。
ライスターのソリューション
ライスターの熱風機、送風機を使って、どんな大きさのものでも、どんなアプリケーションでも、シュリンクフィルムやシュリンクチューブがシュリンク加工できます。正確に温度調節ができるため、プロセスは自動化が可能で、それによりすばやく、かつ安全に行えます。