スイス企業のライスター・テクノロジーズAGは、2021年8月に新しいMAXIレーザー溶接システムを市場に投入しました。MAXIはモジュール式で、大型プラスチック部品のレーザー溶接のために設計されています。また、レーザー溶接システムは、産業プロセスや生産ラインに統合可能で、お客様の仕様に合わせて構成することができます。
著者: ライスター・スイス、コーポレート・コミュニケーション・マネージャー、シルケ・ランドトゥイング
ライスターの新しいMAXIレーザー溶接システムは、大型部品をレーザー溶接するために広くお使いいただけます。たとえば、自動車産業でヘッドライトやバンパーの溶接に使用可能です。レーザー溶接システムは、その他にも繊維産業で防水性のある屋外用衣類の溶接にも使用できます。
モジュール式の設計により、個々のお客様のご要望に合わせて対応することが可能です。たとえば、レーザー溶接システムの内部空間は、ハウジングアタッチメントによって拡張することができます。さらに、ドロワーバージョンに加え、MAXIでは回転割出テーブルで、また搬送ベルトのアプリケーションでも使用時のスループットの向上が可能です。
サーボ軸のあるバージョンの代替として、レーザー溶接システムは6軸ロボットを装備することができます。これにより、特にライスターGLOBOオプティックとの組み合わせにより、輪郭溶接に関する柔軟性が大幅に向上します。
ライスターのMAXIレーザー溶接システムには、プロセスに必要なすべての部品が含まれ、さまざまなレザーオプティック、クランプ装置、モーションシステムなどと容易に統合することができます。MAXIレーザー溶接システムは、包括的なオプションによって補完され、レーザー溶接システムをお客様固有の用途やプロセスに合わせて構成することができます。
試行錯誤されたノボラス™ WS ATのHMI(Human Machine Interface)制御ソフトウェアは、溶接プロセスのパラメーターを調整するためのユーザーフレンドリーな方法を提供します。また、ソフトウェアが拡張され、オプションのロボットを操作するための3D軌跡が表示されるようになりました。溶着ステップの直感的なガイドがあり、溶接パラメーターを各プロセスに容易に適合させることができます。ロボット工学の専門知識は必要ありません。
制御システムはまた、良不良評価システムがある、オンラインプロセス監視を統合しており、適用可能なモジュールを操作する際に活用することができます。
レーザー溶接システムを生産ラインに適合させるために、MAXIはさまざまな搬送システムに統合することができます。また、ライスターでは、ご要望に応じて、個々のお客様に合わせた特注品もご用意しております。