ボートの製造と修理

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ハンド押出機、溶接機、そしてヒートガンの豊富な選択肢により、プラスチックボート、空気注入式ボート、フォイルシート材製のバラスト及び真水タンクが容易に製造、修理可能です。ボートの素材によって、ライスターのヒートガンは幅広い用途に使用可能です。

これはどのようにハンド押出機が硬質プラスチックボートの生産に使用できるかを示したものです。空気注入式ボートは、コーティングされたターポリン素材で作られ、シームテック(テープあり、なし)のような溶接機、ヒートガン、あるいは、赤外線ヒーターを使用し溶接することができます。乾燥の工程において、特に修理作業については、熱風でスピードアップ可能です。ライスターは、幅広い範囲でのボート製造プロジェクトに、理想的な熱風使用のソリューションを提供します。これは、プロによる工場での作業はもちろん、DIY修理についても同様です。

HDPE ボート

HDPEプラスチック製の作業向けボートは非常に寿命が長く、多くは何十年にもわたって使用されます。ポリエチレンは、浮力、そして弾力性があり、高い機密性を誇ります。スムーズで美しい表面は、汚れに強く、腐食しません。

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このため、HDPEボートは、ほぼメンテナンスが必要ないのです。他のボート用素材とは異なり、この素材もまた環境に優しく、コスト効率が高いのです。さらに、振動を吸収し、乗員にとってより良い乗り心地を提供します。
これらプラスチックボートは、ほとんどが、漁業のためのライフボートや仕事用ボートを使う商用か、警察や軍用(個人警護や湾岸警備等)といった用途のために製造されます。
ライスターの、ハンド押出機とヒートガンは、HDPEボートの生産に理想的なツールです。

空気注入式ボートの溶接

空気注入式ボート、あるいはゴムボート等とも称されるボートは、船体に空気注入式チューブを有しています。これらは主にPVCのようなプラスチックフィルムか、PUのような合成ゴム製です。

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これらのボートはバルブによって空気を排出できるので、保管がしやすいのが特徴です。
湖で2人がパドルできるクラシックな空気注入式ボートに加え、空気注入式カヤックやラフトなどの形状もあります。そしてもちろん船や飛行機用のライフボートも忘れてはなりません。
空気注入式ボートは、熱風で溶接でき、完璧な防水性を確かにするためにテープでシールすることができ、寿命が長いのが特徴です。これらの3D形状は、ライスターの溶接機を使用して製造することができます。ヒートガンを使用すれば、修理も容易です。

真水及びバラスト水タンク

ハードプラスチック製またはフレキシブルなシート材製により、様々なタンクがあらゆるボートに使われています。飲料水用の真水タンクや、廃水タンク、また、ウェイクボードに使われるような、スピードボートのためのバラスト水タンクがあります。

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タンクは、その用途によって、食品安全基準を満たしたポリプロピレンやターポリンから作られています。タンクはしっかりと固定することが可能で移動の心配がないため、柔軟性の高いコンテナよりも優れています。また、タンクのほとんどが通気に十分な開口を備え、機密性の高い栓により注水、排水が可能です。長い寿命、優れた耐久性といったその他の利点により、環境に優しいのも特徴です。キャンピングカーやバン、モーターホームに使われる衛生タンクも、プロフェッショナル、あるいは初心者、いずれでも取り付け可能です。硬質プラスチックタンクは押出機により製造され、修理されます。フレキシブルな素材で作られたタンクは、溶接機を使い、テープで接着され、接着剤やあるいは溶接により防水性を高めます。