ラミネート プロセス

ラミネートとは、多層からなる様々な大きさの表面エリアの材質を一つにし、密着させる接合プロセスのことを言います。これにより、各層の間を強固ではがれにくくします。接合剤を使用する場合も使用しない場合もあり、様々なラミネートプロセスが可能です。

ラミネートは各層の様々な機械的、熱的な特性を組みあわせ、最終製品の価値を向上します。ラミネート加工は、伝統的な床材のラミネートだけでなく、トラックのターポリンやフォームなどのファブリックにも使われます。ここでは、ラミネート加工とは、接着剤の使用の有無を問わず熱源により複数の層をしっかりと接着することを指し、生産工程でよく見られる手法を指します。熱源は、クレルス赤外線ヒーターとライスターの熱風ブロワーから得られます。ライスターのエキスパートは、ラミネート加工における、赤外線ヒーターと熱風ブロワーの利点を以下のように説明します。ライスターのプロセス加熱チームは、ユーザーのみなさんが正しいテクノロジーと装置を選ぶお手伝いをします。

赤外線パネルを使った複合材パネルのラミネート

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赤外線加熱技術は、一般に、異なる形状のものを、別の形状にラミネートしたり、あるいは、別素材同士を一つに合わせてラミネートします。外側の薄く装飾的な層は、熱せられた接着剤を使い、多層の中核に永久的に接着されることが多いのです。
PVC床材や、合成皮革、あるいはその他の多層の装飾的な素材においても、赤外線加熱技術を使って作ることができます。

熱風を使ったラミネート

具体的な例としては、キッチンのカウンタートップや、家具の製造、あるいは床のラミネートが挙げられます。様々な構成が考えられます。

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熱風によるラミネート加工では、接合する材料の表面が均一に加熱されます。このため、空気や温度分布を均一にするため幅広ノズルが使用されることが多い。このプロセスは、家具や自動車産業の椅子張り用の発泡体や木材加工に使用されています。ここで、キャリアプレートの上に、硬くて洗えて傷がつきにくいラミネートされており、その抵抗力を高めている。