チュニジア初の道路トンネル建設におけるLeisterの役割

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成功事例2018年2月9日

チュニジアは、アフリカ最北端にあり、北と東に地中海沿いの海岸線、そして2つの国と国境を接しています。西にアルジェリア、南東にリビアです。約163,610km2 / 63,170.2 mi2の広さで、オーストリアの約2倍の大きさです。チュニジアは、高度競争経済と人口1,000万人超を誇る国です。

著者:Leisterスイス、コーポレート・コミュニケーション・マネージャー、Silke Landtwing

初めての道路トンネルプロジェクト – ジオシンセティックを使ったシーリング

チュニジア共和国は、経済と社会の発展を促すために、道路インフラに投資を行っています。その中で、国の歴史上初めて、ジオシンセティックを用いた最先端のシーリング作業を特徴とする道路トンネルの建設が計画されています。

全長3 km / 1.86 miのこの計画は、チュニス地域とアリアナ地域の幹線道路GP10とXを4つのトンネル(4車線)で繋ぐことを目的としています。トンネルは、総延長1.2 km / 0.75 miの屋根付きトレンチです。工事は30ヶ月以内に完了する予定です。

PERLAグループがトンネル工事にLeisterを採用

PERLA グループは、チュニジアのシーリング業務、および不動産やインフラプロジェクト向けの新しいソリューション分野で業界をリードする企業です。PERLAグループのテクニカルディレクター兼パートナーであるAnis Samaraは、Leisterが頼りになると分かっています。「PERLA は、4つのトンネルすべてに対して同時にシーリング作業を実行しています。高いレベルの品質を一貫して維持するため、当社は、PVCシート材の溶接とシーリングにLeister自動機械とツールを使用しています。」

主役は、TWINNY TとTWINNY S、およびTRIAC ST

PERLAチームは、厚さ2 mm / 78.7 milの半透明PVC膜と1.9 mm / 74.8 milの保護膜を合計30,000 m2 / 322,917.3 ft2溶接するために、TWINNY TおよびTWINNY S自動溶接機とTRIAC STツールを使用しています。トンネル壁をシールするために、Leister自動溶接機とハンドツールを、垂直位置と水平位置の両方で使用します。

TWINNY T - あらゆる種類のトンネルの溶接用

Leister自動溶接機を使用することで、溶接工程中、安定性が一定に保たれるとともに、パラメーターの一貫したモニタリングが可能になります。それで、PERLAは、トンネルプロジェクトを実施するためにLeisterのTWINNY T自動溶接機を選択しました。TWINNY Tはすでに世界中の数十箇所のトンネルで実証済みであり、これは正しい選択でした。最も有名な用途は、スイスのゴッタルドトンネルです。このトンネルは長さが50 km / 31 mi以上あり、2016年に鉄道輸送用として開通しました。

TWINNY Tは、完全に制御されており、温度と溶接速度の両方を、変化するサイト条件下で安定して維持します。チュニジアでは、温度の大きな変動が条件となります。夏は40°C / 104°Fまで上がる気温が、冬は凍えるような平均0°C / 32°Fになります。

圧縮空気を用いた機密性試験

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溶接シームの両縁間にある検査ダクト内で圧縮空気試験装置を用いて密閉性の試験中。

チュニジア – アフリカの導灯

チュニジアは、インフラプロジェクトにおいて高い水準の建設を行っており、同国がアフリカ諸国の導灯の一つとなっていることに対して疑問の余地はほとんどありません。

Leisterは、これらのインフラプロジェクトの実施の一端を担っていることを誇りに思います。

Leisterのアフリカセールスマネージャー、Rachid Benlakhouyが、詳細のお問い合わせをお受けいたします。