著者:Silvan Horand、プロダクト・マネージャーおよびライスター・スイス、コーポレート・コミュニケーション・マネージャー、ジルケ・ラントヴィンク(Silke Landtwing)
プールを意味する標準スイス語に、ニックネームとして「li」を加えるという、このポピュラーな愛称を使っている人には成功の見込みがありません。ワイエルマンシャウスの屋外プールは、その約16,000㎡/172,223ft²の面積でスイス最大の規模を誇り、さらに25,000m3/264,172 galもの容量は、西ヨーロッパでも最大規模となっています。16,000㎡/172,223ft²は、サッカー場を2つ合わせたものよりさらに広い面積だというと容易にご想像できるでしょう。
2020年11月以降、屋外プールは改装工事中であったため、以前よりも少ない水量が見受けられました。事実背景:1958年に建設されたプールの床には石が敷かれ、長年にわたって水漏れに悩まされてきました。塩素を含む水の3分の1が土壌に浸入し、周囲の水流に流入していました。責任者が適切な対策を取らなければ、持続することが不可能な状態でした。
このような大規模の改装は、関与するすべての企業と公共機関にとって難しく、また特別な課題となります。当初は2022年5月のシーズン開始時に合わせて、屋外プールの再開も同時に予定していたため、厳しいスケジュールが組まれました。 2020年9月27日、4,800万スイスフラン(約5,000万米ドル)の建築予算が投票者により承認され、2020年11月16日には再編作業がすでに進行中でした。その中核となるのは、新しい水処理システムの設置、UV安定剤を含む塩素耐性プラスチックライナーを備えた既存プールの完全ライニングおよびに管理用建物の改装でした。
このプロジェクトには床の施工に加え、厳しいスケジュールで時間がかかる手動溶接作業も伴いました。接続部分、傾斜の大きい部分、コーナーやエッジなどの細部は手動溶接を要するため、設置業者はトリアック STヒートガンとマイナー外付け送風機を備えたラボーのハンディデバイスを併用しました。
合計7カ月間の溶接作業後、プール全体のシーリングが完成しました。完成までの間、設置業者はほぼ週6日勤務で働いていました。Tecton AGの一従業員、Zoran Antic氏は当時を振り返り、こう語っています。「土曜日に雨天でも、どんな時でも、良天候を作業に活かせなければなりませんでした。」 このような皆さんの努力は、その奮闘に値するものでした。秋期の不安定な気候には、1日の生産量が夏季の約3分の1まで落ち込みました。これは低温、雨、露、落ち葉、そして日射時間の短縮によるものです。これらの気候要因により、準備作業が増え、作業条件が全体的により困難なものとなりました。
すべてのプールファンに朗報:現時点では計画通りに改装工事が行われ、2022年5月14日の再オープンが確定しています。ライスター テクノロジー AGのプロダクトマネージャー、Silvan Horandは次のように喜びを表しています。「『Weyerli』からわずか6km/3.7milのところにある弊社のセールス&サービスパートナー、F. Jannone AGを次回訪問する時には、ぜひ水着を持参します。」