チョコレートや砂糖菓子も熱風で精製でき、また処理後の空気は触媒を使用してきれいにすることが可能です。ライスター・エアーヒーターの特長であるすぐれた制御性と正確な温度調節機能により、安全なプロセス制御を実現することで加工食品を最適に保護し、品質を保証します。
高温が要求される用途におけるライスターのセラミック・エアーヒーター
他の技術と比較しても、ライスターのセラミックエアヒーター(LHS 210 DF、LHS 410 DF、LHS 210 DF-R、LHS 410 DF-Rダブルフランジエアヒーターなど)なら、熱風を使用する工程で重要となる高温エア(最大1050℃)を生成できます。さらに、ライスターのセラミック・ヒーターエレメントは急激な温度の変更にも対応でき、ガスに比べても引けを取りません。ライスターのブロワーとPIDコントローラを使用すれば、高温気流はヒーターを通過するのではなく、ヒーター内部を流れるため、熱風を高精度に制御できる大きなメリットがあります。通常、ガスの場合、制御対象でない温度で空気がガスバーナーを通過するため、プロセス制御が非常に困難になります。電気式の熱生成ではガスを燃やすことがないため、二酸化炭素の排出量も抑えることができ、カーボンニュートラルに向けて優れた効果をもたらします。当然ながら、電気式熱風システムの電源には、化石燃料以外のクリーンな電力が使用されます
熱風のリサイクルでエネルギーを40パーセント節約
もうひとつの重要な利点として熱エネルギーの回収、つまり「エネルギーのリサイクル」が挙げられます。工程の実施中に加熱された空気を取り込み、正確に制御されたサイクルで再び熱風システムに送り込むことで、電気的に生成された熱の利用プロセスの効率が大幅に向上します。これはガスで実現できることではありません。熱風のリサイクルで節約できるエネルギーは最大40パーセントです。また、熱風リサイクルは、環境にも非常に良い影響をもたらし、ライスターの熱風システムに対する投資も短期間で回収することができます。