ライスターは工業用布地溶接の基準になる

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成功事例2023年3月21日
世界中の人々がNasoallinsù社の作品を高く評価しています。このイタリアの会社はバレーゼに本社があり、有名企業や文化団体が主催するイベント向けにインフレータブルを生産し、そのためにライスターのシームテック W-2000 AT溶接機を採用しています。

執筆:Mariateresa Pirozzi、ライスター・イタリア、マーケティング・スペシャリスト

Nasoallinsù社は、食品から高級品まで、さまざまな分野の有名ブランドやコミュニケーションエージェンシーの仕事 を請け負っています。この会社の創造性は、見た目に美しく、国際的な顧客の需要を満たす独創的なインフレータブルの設計で輝きを放っています。

Nasoallinsù社は、かっては材料の縫合に力を注いでいました。連続的にエアブラストできる電動モーターで膨らませていました。しかしながら、近年はプラスチック製インフレータブルの需要が増大しています。業界で周知されているようにインフレータブルはまた、電気接続なしでもその膨らんだ状態を維持でます。これは、水との接触がある場合にメリットなります。そもそも水と電動モーターは折り合いません。

ゲームチェンジャー – 縫合ではなく溶合へ

プラスチックを縫合するのではなく溶合すること自体は特段難しいことではありません。PVCのような熱可塑性素材を素早く直線状に溶接してしっかりと封止する市場には、さまざまなソリューションがあります。難しいのは複雑な形状の溶接にあります。芸術的な創造性のためにあらゆる限界を克服しなければなりません。

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このため、Nasoallinsù社取締役のTommaso Ponti氏は、ミシンと同程度の汎用性と柔軟性があり、ミシンの代わりとなる生産工程を探していました。Ponti氏は「さまざまな溶接機を評価した後に選んだのはライスターのシームテック W-2000 AT」と語っています。

大規模プロジェクトに最適なライスターのシームテック W-2000 AT

ライスターがシームテック W-2000 ATを開発した目的は、大きな工業用布地の溶接にあります。この溶接機のフレーム寸法は少なくとも幅2m以上あり、非常に大きなモノを簡単かつ素早く溶接できます。この使いやすい溶接機は、複雑な曲線、複雑なデザインを持つ製品の加工で特に威力を発揮します。溶接速度は、シンプルなフットペダルで簡単に調整できます。ライスターの革新的なホットウェッジ技術は、非常に静かで煙が出ません。Nasoallinsù社の専門家がしきりに確認したがっていた屋内の溶接作業に最適です。

将来性のあるダイナミックな新市場

ライスターのシームテック W-2000 AT溶接機を購入することで、Nasoallinsù社は素晴らしい成長機会のある新しい市場に参入できるようになりました。この種のインフレータブルの需要の拡大が続けば、生産能力を拡大することを検討しています。Tommaso Ponti氏は確信的にこのように述べています。「溶接機の性能ばかりでなくサービスについても、ライスターに非常に満足しています。溶接機がもう1台必要になったら、迷わずまたライスター製品にするでしょう。」

 

表紙画像:Redazione web - www.comune.torino.it / CC BY 3.0