PROBATドラムロースターP05eは、ライスターの電気エアーヒーターでコーヒー豆を焙煎

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成功事例

大カップ、小カップ、砂糖入り、ミルク入り、フォームミルク入り、ブラックでストロング、伝統的に自宅で、職場で、外出先で、またはカフェで。コーヒーは、世界中で水に次いで2番目によく飲まれる飲み物です。このブログ記事を読んで、PROBAT、ライスターとコーヒーのつながりをご覧ください。

著者:ライスター・スイス、コーポレート・コミュニケーション・マネージャー、Silke Landtwing

世界中で毎日26億杯のコーヒーが消費されています。コーヒーは、石油に次いで世界で2番目に頻繁に取引される原材料です。なぜ私たちライスターがコーヒーに興味を持つのでしょう? それは、コーヒーおよび食品産業向けの機械やシステムの世界的な市場リーダーであるドイツの会社Gimborn Maschinenfabrik GmbHのPROBAT工場で、ライスターの熱風ソリューションを備えた初のPシリーズ ショップドラムロースターが開発されたからです。

この香り高く元気の出る飲み物を注意深く見れば直ぐに、コーヒー豆の焙煎が芸術であることに気づくでしょう。世界中どこでも、ローストマスターは、コーヒーが特に美味しく、そして何より一様な味になるように、コーヒー豆の焙煎に取り組みます。ワールド・コーヒー・ロースト・チャンピオンシップと呼ばれるコーヒー豆焙煎の世界選手権もあります。

市場および技術リーダーであるPROBATは、ロースターの製造において150年以上の経験を有しています。

ドイツのエメリッヒにあるPROBAT社は、4世代にわたる経営を経て、業界および店舗向けのロースターの製造における市場および技術のリーダーとなりました。PROBATはグローバルブランドです。ロースターを初めとするPROBATの製品、そしてソリューションは、すべての大陸およびすべての著名なロースト企業で見られます。

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これは、1880年からのPROBATの生産歴史の記録です。画像出典:© PROBAT

コーヒー豆の焙煎で期待できること

コーヒー豆に含まれるアミノ酸と糖酸は、焙煎中に完全に再構成されます。これで、1つのセルから最大1000種のアロマが生成されます。それにより、焙煎工程でコーヒーに特別な香りが付きます。

各種コーヒー豆ロースト機

生豆を香り高く焙煎するために、PROBATは、以下のように様々なロースト機を開発しました。ショップロースター、ドラムロースター P60、ドラムロースター Px 120、ドラムロースト ネプチューン、タンジェンシャルロースター ジュピター、セントリヒューガルロースター サターン。

これらのロースト機は、それぞれのロースト工程や、バッチサイズ、すなわち1回の運転で何キログラム/ポンドのコーヒー豆を焙煎するかに基づいて分けられます。

PROBATのラボロースターにライスターのミストラル 6 システム エアーヒーターを搭載

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ちなみに、PROBATの最小ロースター(画像出典:© PROBAT)はラボロースターです。これは、コーヒー豆が購入前にテストされる時、新しいレシピが開発される時、そして新しいコーヒーミックスが創り出される時にいつも使われます。この小型ロースターには、最大200g/7.05オンスのコーヒー豆が投入できます。このライスターは、世界的に実証されたコンパクトなミストラル 6 システム エアーヒーターにより、熱風で加熱されます。

ガスまたは電気による熱風を使った加熱

ドラムロースター、タンジェンシャルロースター、セントリヒューガルロースターのいずれであっても、現在、ほとんどのコーヒー豆ロースト機はガスで運転されています(例外はあります)。しかし、気候保護、持続可能性、法的要件に関連して、代替の加熱方法に対する関心が高まっています。しかしながら、ガスを使ったロースト工程に近いロースト工程を可能にする電気加熱システムは、まだ見つかっていません。その理由は、ガス式ロースターと比較すると、これまでの電気加熱式ロースターは反応が遅いからだと言えます。

ここでの「遅い」とは、ローストカーブが「ターニングポイント」の後に十分に速く上昇しないことを意味します。これは、電気的に生成された熱風の温度が低すぎるためです。これでは、繰り返しの、すなわちバッチ間で継続して均一に焙煎するためにローストマスターが指定したローストカーブに従うことができません。そして、このローストカーブに従うということが、正にコーヒーの焙煎において重要なのです。なぜなら、そのコーヒーのアロマは常に同じでなければならないからです。結局のところ、お客様がコーヒーを買うのは、その香りが好きだからです。そして、同じコーヒーの味が毎回違うということには納得しません。

正しいローストカーブが鍵

前述のとおり、ローストマスターは実務経験の豊富なアーティストです。彼らが作るローストレシピは、ローストプログラムです。このプログラムにより、とても典型的な香りを持つ特定のコーヒーを、そのロースト機で繰り返し生産します。レシピの中核を成すのは、ロースト時間中の「ターゲット豆温度曲線」です。

グラフ(グラフ出典:© PROBAT)は、焙煎する豆が投入された後、ロースターの温度が低下する様子をはっきりと示しています。ローストマスターは、当然このことを考慮してローストをプログラムしています。

  1. 製品温度 電気加熱ロースター
  2. 製品温度 ガス加熱ロースター
  3. 排気温度 電気加熱ロースター
  4. 排気温度 ガス加熱ロースター

ソフトウェアが機械のパラメーターを制御します。これはバーナーの力すなわち、バーナー温度、エアフロー、ドラム速度、初期温度であり、これらは、ローストマスターが指定したローストカーブに非常に正確に従う必要があります。精度は、+/- 0.5度の範囲内です。これらのプロセスにより、所定の同じ品質を再現するコーヒー生産が保証されます。

PROBATとライスターが、ショップドラムロースターP05用の電気加熱システムを開発

ショップドラムロースターP05のガス加熱の代替方法を探し求め、PROBATはライスターにアプローチしました。そのアイデアは、うまく機能する電気加熱システムの開発を協働で行うことでした。そして、それは成功しました。PROBATとライスターは協力して、 P05ドラムロースターの既存の14 kWガスヒーターを、 ライスター製の17 kW電気ヒーターに取り替えました。また、加熱システムの制御を変更し、プロセスを最適化しました。

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このライスターの電気加熱システムは、ブロワー、LE 10000 DF-C ライスターエアーヒーター、およびシステムを制御する温度センサーで構成されています。ユニット全体が、P05ドラムロースターにガス加熱代替として取り付けることができるように設計されています。この写真は、電気加熱システムがすでに設置されている様子を示しています。エアーヒーターが強調表示されています。

ショップドラムロースター開発におけるマイルストーン

PROBATは、P05 e ドラムロースター(画像出典:© PROBAT)により、ガス加熱ロースターと同じ方法で操作でき、繰り返し同じ焙煎結果をもたらす最初のショップドラムロースターの開発に成功しています。バッチサイズが5kg/11ポンドの電気加熱ドラムロースターの開発におけるマイルストーン

また、P05 e ドラムロースターは、ガスで加熱されたドラムロースターと比較して、非常に簡単かつ迅速に取り付けることができます。さらに、ガスの使用が禁止されている場所でも設置できます。たとえば、ショッピングセンター、イベント仕出し、その他直火が許可されない場所です。

Gimborn Maschinenfabrik GmbHのPROBAT工場の研究・革新部、開発プロジェクトマネージャーのDietmar Wischen氏は、ライスターの電気ホットエア ソリューションに熱意を示しています。「ライスターの電気エアーヒーター付きP05ドラムロースターは、ガスバーナーと同様に柔軟に制御でき、同じ高い品質のローストが可能です。」

また、Swiss Leister Technologies AGのプロセスヒート部、事業開発マネージャー、Stephan Rüeggも喜ばしく思っています。「ショップドラムロースターを熱風で加熱する、環境にやさしいソリューションをPROBATと共に見つけたことは、私たちの誇りです。地球の環境を大切にするライスターと同様に、環境を大切にするすべてのローストマスターにとって、このソリューションは、ガスに代わる優れた選択肢となります。」

謝辞

PROBAT社のご注文と、このエキサイティングなプロジェクトにおいて頂けた信頼と優れたご協力に感謝します。

PROBATは、ブログの投稿でこれらの画像とグラフを弊社に提供してくださいました(画像とグラフの出典:© PROBAT)。私たちの共同サクセスストーリーを公開する許可をいただき、ありがとうございます。